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‥‥消失が予定されている建物の内部の壁面に描かれたもので、
その絵画が存在していたという唯一の証拠は、彼が最後に撮影した写真です。
この最後の行為は、多くの意味を持つと同時に、絵画のもつ特性をと写真の機能を融合し、
新たな視覚効果を持つ作品として提示されることになります。‥‥
(2001.4.7 - 6.3 東京都庭園美術館 ジョルジュ・ルース展)
「幾何学的形態の中の緊張」と名付けられたこの展示会は、白金台にある、
東京都庭園美術館で行われているので、早速見てみることにしました。
ポスターにたまたま提示された作品が、私の好きな "De Stijl" にちょっと似ていたから興味を持ったのです‥。
それにしてもこの作品群はすごい。奥行きのある部屋に衝立があるかのような写真。
カメラからの唯一の視点から存在できる芸術。
その衝立に見えるものは、プラスティックかなんか置いてあるんじゃないの?と勘ぐりたくなりますが、
驚いたことに、柱・天井・床・家具に、直接書き付けられていて、
カメラの視点からのみ、そこにルースが表現したいものが現れるという仕組み。
庭園プロジェクトというもので、この展示会が始まる少し前に、
ボランティアスタッフと作られた作品が展示してありました。この作成過程のビデオを見ると、
これらの作品がどのようにして作られたのかが分かりました、まさに発想の転換というか‥、
今回はプロジェクタでイメージを投影し、そこにペイントしていくという手法を使っていました。
イメージに言葉をもたせたい‥というのがルースの言葉にありますが、
グラフィック重視のこの私のホームページにも、そんな「言葉」を持たせたいものです‥。
プロジェクタがあれば、私でもしごく簡単なものは出来そうですので、
一度はチャレンジしてみたいですね。
でも、そんな中で一番気に入ったのは、
光と空間の関係性を見いだすこと=外部と自己との関係の考察を表現している、
幾何学的な模様ではなく、赤と建物の隙間の光が映し出されている、
アンブラジュール・シリーズでした。
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