レオナルド・ダ・ヴィンチ展

Written by kamochan October 21st, 2005

2005.09.15 – 2005.11.13 森アーツセンター にて開催された。

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……なかでも、ビル・ゲイツ氏が所蔵するレスター手稿(18枚、全72頁)は、彼の晩年の研究ノートで、生涯をかけて行った研究考察の集大成として、”予言”ともいえる驚くべき先見性に溢れています。本展は、一年の一度一カ国だけに許されるレスター手稿の実物展示を日本で初めて実現。万能の天才の頭脳が書いた自然観・宇宙観を新たな研究調査をもとに読み解きながら、レオナルドの残した芸術と科学の足跡を最新のデジタルメディアを駆使した展示空間で再現します。……
(2005.09.15 – 2005.11.13 森アーツセンター)

暑かった夏もあっという間に終わり、梅雨のような長雨でいきなり秋突入。そういえば最近美術館に行ってないなあと思えば、確かに前回の展示を見に行ってから3ヶ月が経過。そろそろ何か…というところで、嫁さんよりこのような展示が行われているとの情報が。なんでもレオナルド・ダ・ヴィンチの直筆ノート公開だそうで、早速行って参りました。目指すは最近なにかと話題の地、六本木ヒルズです。

相変わらず少し迷って、ようやく美術館へのエレベータにたどり着いて52階へ。展望台もあるせいか平日にもかかわらず、たくさんの人々が。午前中に来れば空いてそうです。人混みをかわしつつすぐに展示室へ。入り口横では、音声ガイドの有料貸出がありました。

あまりに有名すぎて、何となく知ったかのレオナルド・ダ・ヴィンチ(Leonardo da Vinci)。科学者でもあり美術家でもある天才。読んだことはないのですが最近では “ダ・ヴィンチ・コード” も出版されていますので、世間の盛り上がりもありますし、どんな展示になっているんだろうか…。

展示室の入り口から中間までは、ちょっと拍子抜けする簡単な説明と、ダ・ヴィンチの研究した理論が実際の模型として展示になっています。はっきり言って、ここで理論の解説を示されたところで大変難しいし、美術館の壁が字だらけになるだけなので、なんとなくダ・ヴィンチの世界の雰囲気にしとこうという感じでした。それはそれで良いのですが何となく多少寂しい気がします。

ともあれ目的は直筆の “レスター手稿(the codex leicester)” であり、いよいよ展示室、となる手前に鏡文字とはどういった物か、手稿の構成、筆跡研究、書いた紙の年代鑑定方法などを紹介するコーナーがあります。ここは混んでいてもじっくり見ておいた方が良いと思います。

さていよいよ “レスター手稿” の部屋へ。光量制限がされているため、かなり暗い部屋になっていました。実物の鏡文字を見るとやはり感動します。イタリア語で書いてある意味が残念ながら分かりませんが、図やイラストなら大丈夫です。もう500年前のノートがこのような形で残っている驚きを感じたことと、ダ・ヴィンチの筆跡が間近で見られるという事でなかなか良いものを見ることが出来ました。

最後の展示室では、教科書などに出てくる飛行模型の実物や、主だった手稿がデジタル・アーカイブされたものが見られます。しかしこの内容で1500円はちと高いような。ダ・ヴィンチ本物の筆跡がどのくらい見たいかによるかもしれませんね。ちなみに、レスターって何だろうと思っていたら、最初に所有していた、英国貴族のレスター卿の名前のようです。次に石油王アーマンド・ハマーの手に渡った際には「ハマー手稿」と名前が変わったそうですが、ゲイツ氏がオークションで手に入れた際(なんと約3億円!)に名前を元に戻したようです。

それにしてもMicrosoft会長個人蔵ならデジタル・アーカイブ化すべきでは…?と思っていたら、さすがマイクロソフト。ばっちりありました。昔に発売されたので今はデッド・ストックになっているのかもしれません。またウェブにレスター手稿に関する解説もありました。この展示会の、あくまで焦点は「レスター手稿」でしたので、レオナルド・ダ・ヴィンチを深く知るには、他の研究家の出版物やウェブなどで知るのが良いと思います。

時間があったので、50階にある森都市未来研究所にも寄ってみました。7月23日から行われている「都市の模型」展ですがこちらもスゴイです。ニューヨーク、上海、そして東京の精密な模型がかなりの精密さと広さで設置されています。最近、よく google earth で遊んでいるのですがまさしくそのリアル版です。新宿・渋谷・お台場・九段近辺に住んでいる方なら、自宅が見つかるかもしれませんよ。

そして関連作品として、森ビル制作・押井学監修の “東京スキャナー” も上映されていました。東京上空を仮想の戦闘機が飛んでいるかのような視点を映し出しています。おそらく東京に飛来した戦闘機が見るターゲット画面はこれと同様でしょう。…もはや現代はどこにいても、知らずに誰かに見られている世界なのです。この作品は前から見たかったので、ちょっとお得な気分になりました。

#麻布十番商店街の街並みもどんどん変わっていますが、落ち着きは変わってないように感じられました。いつのまにやら浪花屋のカフェが出来てて驚きました。高いけど、ここの鯛焼きはうまいです。

 

  • Photo: kamochan

ART-MEMO

2015.04.11 – 2015.06.28 東京都現代美術館にて開催された。

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