第10回文化庁メディア芸術祭

Written by kamochan March 4th, 2007

2007.02.24 – 2007.03.04 東京都写真美術館 にて開催された。

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……進化し続ける芸術祭。芸術の領域で新しいテクノロジーを利用し触発されて生まれたメディア芸術。昨今のテクノロジーやデバイスの世界の発展とともに、この10年で劇的な進化と変革をとげてきました。これからも文化庁メディア芸術祭は、社会の変化とともに進化し続ける芸術祭であり、あらゆる表現を受け入れる芸術祭でありつづけたいと願っています。……
(2007.02.24 – 2007.03.04 東京都写真美術館)

東京に雪が全く降らない記録的な暖冬で、梅の花もだいぶん咲いてきた2007年2月下旬。文化庁が主催している芸術祭を見に行くことにしました。今年で10周年を数えてマイルストーンに達したイベントという感がありますが、実は見に行くのは初めてです。国が主催している割には、期間が1週間ちょっとだけという短いイベントなので、初日に恵比寿ガーデンプレイス内の東京都写真美術館へ繰り出しました。奥さんと待ち合わせて、JR恵比寿駅からはスカイウォークと呼ばれる、いわゆる動く歩道に乗り、美術館まで約10分。意外と遠く感じますが、この日は春の強風が吹いていたので、アーケード状になっているこの歩道はありがたかったです。

さて会場に着いてみると、かなりの人でごった返しておりました。1Fでは同時開催の学生CGコンテスト展の授賞式がちょうど開かれる前だったようです。展示室は2Fと3Fなので、この1Fホールからは階段で登ります。

2F展示室は、エンターテインメント部門、アニメーション部門、マンガ部門の受賞作品がそれぞれ展示されていました。が、人が多すぎてとにかく前に進むのも苦労します。ここで興味を引いたのは、辻川幸一郎(Koichiro Tsujikawa)の “CORNELIUS / Fit Song” で、コーネリアスの音楽とこのプロモーション・ビデオが見事にマッチしていました。授賞理由の中に「音楽と映像がほぼ同等な関係で成立している」とありましたが、どちらが欠けてもこの不思議な感覚の魅力は半減してしまうと思います。

マンガ部門では受賞作品が全巻読めるようになっていて、エンターテインメント部門でもゲーム作品などは実際にプレイできるようになっていましたが、これらを十分堪能するのであれば平日に来るしかなさそうです。本日はともかく大盛況です。

そして3F展示室はアート部門となっていて、個人的にはもっとも興味があった部門です。林俊作(Shunsaku Hayashi)の “Sagrada Familia 計画” は、実際に近くで見ると、大きなキャンバスに緻密にイメージが描かれているのでなかなか迫力があります。若い年齢ですので、これからが楽しみなアーティストだと思います。

アート部門の作品は、別の美術館で一度見たことがあるものが数個あり、ネット上で体験できるものも多いので、この場は雰囲気を楽しんで、後でゆっくり調べるかと思い、ざっと作品を見ただけで会場を後にするのでした。

文化庁メディア芸術祭は今年で10周年を数え、広報活動にも結構力を入れているせいか、写真美術館では狭く感じるくらい、来場者が多く来ているのではないかなと思います。文化庁メディア芸術祭10周年企画展の方は国立新美術館で実施されていたので、来年は是非ともゆったりとした国立新美術館での開催を期待したいと思います。

#マンガ部門の受賞マンガの数、エンタテインメント部門の受賞ゲーム体験、アニメーション部門の座席数・スクリーン時間割の不自由さを考えると、有料でも良いのでもっとじっくりと作品を鑑賞できる環境(開催期間も)にして欲しいなあと思います。アンケートにも書いておきました。

 

  • Photo: kamochan

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